//heatmap デュタステリド・フィナステリド使用者の献血禁止について | 最強の育毛剤とは?その答えはここにある!【育毛研究所Age35】

デュタステリド・フィナステリド使用者の献血禁止について

blood-1328607_640
デュタステリド・フィナステリドを服用している人は、

献血が禁止されています。

それはどうしてなのか?
服用を止めてどのくらいの期間をあけたら献血ができるようになるのか?
ご紹介します。

赤ちゃんや子供はデュタステリドで成長が異常になる

スクリーンショット 2016-05-29 10.18.56
スクリーンショット 2016-05-29 10.18.47

それぞれの薬の添付文書にも記載されていますが、
妊婦子供
デュタステリドやフィナステリドに触れることは禁止されています。

なぜなら、
赤ちゃんや子供は発育・成長の途中であり、
様々な体の形作りに男性ホルモンが利用されているからです。

この発育・成長をしている段階で、
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンを抑制してしまうと、
発達・発育に異常が生じてしまう可能性があります。

そのため、
妊婦は当然のことながら、女性には使用が禁止されているのです。

俺は子供じゃない?
まぁ、続きを読んでください。
全てあなたに関係のある話です。

女性は月経がある間は使用しない方がいい

スクリーンショット 2016-05-29 10.09.00

女性は妊娠していないと思っていても妊娠している可能性があるため、
使用だけでなく触ることも禁止されています。

逆に言えば、
閉経して妊娠の心配がない女性は使用しても問題はありません。
例えば、Frontal fibrosing alopeciaという閉経後の女性に多く見られる脱毛症の治療に、
フィナステリドやデュタステリドを使用している研究もあります(4)。

もちろん、女性であっても、その危険性を十分理解した上で、
例えば使用中は性行為をしないなど決めて使用することは、
誰にも止めることはできません。

ただ、意図せず妊娠してしまった場合、
不幸なことにつながる可能性がありますから、
大切な人を守るということを良く考えて行動して欲しいと思います。

ここまで、デュタステリド・フィナステリドが、
子供や妊婦に対して危険だというお話をしてきました。
ここからは男性についてです。

デュタステリド・フィナステリドの使用者の血液は危険

デュタステリドやフィナステリドを使用している人は、
その人の血液中にそれぞれの薬が含まれています

つまり、
デュタステリドやフィナステリドの使用者の血液は、
デュタステリドやフィナステリドを含んでいるため、
ジヒドロテストステロンの産生を抑制する効果があります

献血した血液は、誰かに輸血されることになりますが、
デュタステリド・フィナステリド使用者が献血した場合、

デュタステリド・フィナステリドが入った血液が、
様々な人に輸血されることになります。

つまり、
妊婦に輸血される可能性があるのです。

デュタステリドやフィナステリド入りの血液が妊婦に輸血されてしまえば、
その妊婦がデュタステリドやフィナステリドを使用したのと同じことになってしまいます。

その可能性を排除するため、
そもそもの献血が禁止されている、
ということなのです。

↓実際に日本赤十字社が献血を禁止しています(アボダートはデュタステリド、プロペシア・プロスカーはフィナステリドのことです。)
日本赤十字社の献血の基準についてのページ

日本赤十字社のサイトでは、
アボダートプロペシア・プロスカーのみが名称としては記述されていますが、
アボルブ・ザガーロ・デュタス・デュタプロス・デュプロスト・ベルトリドは、
全て有効成分が同じデュタステリドですので、
使用者は献血してはいけません

当然、フィナステリドのジェネリック製品を使用している人にも当てはまります。

デュタステリドやフィナステリドの服用を止めて、どのくらいの期間をあけたら献血していいの?

スクリーンショット 2016-05-29 10.22.57

デュタステリドもフィナステリドも一定期間をおけば、
おしっこやうんちとして全て体外に排出されます。

そのため、一定期間をおけば
以前にデュタステリド・フィナステリドを使用していた人でも、
献血することは可能になります。

その期間としては、
デュタステリドが6ヶ月
フィナステリドが1ヶ月
とされています(1)。

デュタステリドは半減期が長く(体内から減少する速さが遅い)、
デュタステリドは、0.1mgを6ヶ月継続して服用した場合、
検出できないほど血中濃度が減少するまで、
3ヶ月かかることが報告されています(2)。

また、
デュタステリド0.5mgを6ヶ月継続した場合は、
5ヶ月後に検出できないくらいまで下がるようです(2)。

そのため、
献血する上では、
安全期間として1ヶ月をプラスして、
トータル6ヶ月はデュタステリドを使用していないことが必要になります。

一方で、フィナステリドは1ヶ月使用していなければ献血できます。

このことからも、
デュタステリドがフィナステリドよりも効果の期間が長く維持されることがわかります。

ある意味、デュタステリドがフィナステリドよりも強い効果(持続性)があると言える結果かもしれませんね。

他の副作用について知りたいあなたにはこちらの記事がオススメです。
デュタステリドと肝機能障害について
その他の副作用について

参考情報
(1) https://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/current/index2.html
(2) http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065940.pdf
(3) http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000030619.pdf
(4) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24508293

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

*このブログでは、研究結果を中心に情報を提供していますが、研究結果は間違っていることも多くあります。そういう研究結果もあるんだ。ぐらいの気持ちで情報をみてください。絶対こうだ!とは思わないのが正しい姿勢です。