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デュタステリドに副作用は1%未満?
デュタステリドの副作用として有名なのが生殖機能障害です。
実はフィナステリドも同じ副作用が有名です。
簡単に言うと、
・性欲がわかない
・ボッキできない
・射精できない
という症状です。
2014年の1つの研究で
デュタステリドとフィナステリドの比較をしているんですが、
副作用はフィナステリドと大差がなかったということです(1)。
ザガーロの添付文書では
・ボッキできない 4.3〜10.8%
・性的興奮できない 3.9〜8.3%
・射精できない 1.7〜4.2%
・精液量減少 1.3%
と書かれています(4)。
ただ、2010年と2014年に行われたの他の2つの研究では、
プラセボ(偽薬:デュタステリドを抜いた錠剤)とデュタステリドで、
ボッキできない副作用には差がなかったという報告もあります(2, 3)。
まだデータがフィナステリドほど蓄積されていないため、
明確な答えが出るのはもう少し先になりそうですが、
6〜9人に一人は性的な機能(ボッキなど)に異常がおこる(重度ではない)
ということになると思われます。
上のデータの興味深いところとしては、
プラセボでボッキできない副作用が出ている
ということです。
プラセボ効果とは、
思い込みが良い効果や悪い効果を引き起こしてしまう
というものです。
「病は気から」と言うやつです。
気持ちの問題で悪影響が出るのは困るところですよね。
また、フィナステリドの研究データでは、
プラセボで2.2%の人がボッキしなくなったそうです。
んなバカなと、思ってしまうようなデータですが、
本当です。
フィナステリドを飲んでいないのにボッキしなくなっちゃうんです。
(医者がフィナステリドの入っていない錠剤を患者に渡す)
患者「俺、ボッキしなくなっちゃうのかなぁ…」
・・・数日後・・・
患者「先生、フィナステリドの影響でボッキしなくなっちゃいました…」
これは不安などによって起こるもので、
「効果のないものでも悪影響が出てしまう」というノセボ効果と呼ばれるものです。
心理的影響というのはそれほどに大きな影響力があるということです。
男って繊細ですよね…
本題に戻りますが、
性的な問題は10-20%の割合で起こる可能性はあるようです。
添付文書によると、持続することもあるということなんですが、
デュタステリドの副作用についての複数の研究によると
飲むのをやめれば元どおり戻るし、
1年以上治療を継続することで副作用が消失する
と報告しています(5,6)。
どうも、最近の報告を集めてみると、
性機能関連の副作用に関してはあまり心配いらないような印象すら受けます。
その一部を理解していただきたいので、
このページの最後の紹介記事もぜひとも読んでいただきたいと思います。
その他の副作用
その他の副作用で1%未満の確率ではありますが、
・発疹
・頭痛
・うつ症状
・胸が膨らむ
・腹部の不快感
などが起こる可能性があるようです。
ちなみに、うつ症状についてですが、
ボッキ障害とうつ症状は密接に関係している
ことが報告されてますから、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25158893
プラセボでも抑うつ状態になってしまうということです。
精神的不安 → ボッキ不全 → 抑うつ状態
プラセボであっても、勃起不全になってしまうんですから、
そのまま抑うつ状態になっても不思議ではありませんよね。
いいですか?
2.2%の人が偽の薬でボッキしにくくなってしまうんですよ。
1%未満の人が抑うつ状態になるって言われても、
大した意味はないように思います。
プラセボでボッキしにくくなった2.2%の人が、
そのまま、抑うつ状態になった場合だって存在するはずです。
なんせ1%未満ですから。
抑うつ状態が、1%未満の確率で起こる可能性があることを、
あなたは、まだ、心配しますか?
もし、まだ心配するようであれば、
デュタステリドは使用しない方が良いかもしれませんね・・・
デュタステリドの副作用のまとめ
・肝機能障害(可能性は低い)
・10-20%の確率で起こる性的な問題
・1%未満の確率で起こる異常(うつになる、胸が膨らむなど)
デュタステリドの副作用についての私見
性的な機能の副作用はどうやら確かに10-20%ぐらいの確立で起こるようです。
しかしながら、多くの場合で治療を継続することで消失するし、
治療を中止すれば元に戻ることが普通のようですね。
肝機能については「デュタステリドの肝機能への副作用」で、
たっぷり述べているので割愛します。
そうなると、個人的に一番怖いと思っているのは、
オッパイが膨らんでしまうという副作用です。
こればっかりはまずいですねぇ。
ただ、確立としては1%未満のレアケースなので…
あなたにこの副作用が出る可能性は99%ないわけです。
デュタステリドを使用するのをあきらめる材料にするかどうかは、
各自の判断ということになるでしょうが、
私の考えとしては、
服用していて違和感を感じたらすぐにお医者さんに相談すれば大丈夫だと思います。
毎月ザガーロ(デュタステリド)を処方してもらいに行っているので、
お医者さんが身近にいる安心感から、なんら心配はしていません。
ということで、
2本にわたってまとめたデュタステリドの副作用についてですが、
当サイトの他の記事もよく読んで納得した上で育毛していただきたいと思います。
少なくとも、
あなたは、デュタステリドを使用したとして、
おっぱいが大きくなることは99%ありませんし、
勃起できなくなることも十中八九ありません。
あったとしても、多くの場合で1年以上使用を続ければ消失します。
これが科学的根拠に基づく情報の強さです。
根拠を知りたいあなたは当サイトの記事を読んでみてください。
ご注意ください!
フィナステリドやデュタステリドは抜け毛を抑制する効果のため、
すでに抜けてしまった頭皮には効果が薄いことが知られています。
つまり、早い行動があなたの毛髪を守ることにつながります。
安心できた、あなた、
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ぜひお近くのクリニックを検索してみてください。
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ザガーロの使用にあたっては、同意書にサインをする必要がある場合があります。
→ザガーロの使用についての同意書が心配?
当サイトに書かれている情報を、
全て読んでいただければ、「あぁ、知ってる知ってる。」という程度のことしか書いてありませんからご安心ください。
参考情報
(1)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24411083
(2)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20605255
(3)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23768246
(4)http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065940.pdf
(5)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25268732
(6) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3191925/