どこかの誰かが、
ザガーロ(デュタステリド)やプロペシア(フィナステリド)は副作用で前立腺癌を増やす
という誤った情報を発信しているようですが、
今月報告された研究では
デュタステリドが膀胱ガンさえも抑制するということがわかってきました。
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あ、そもそも、デュタステリドが前立腺癌を増やすというのはウソですよ。
逆です。前立腺癌を小さくしてくれます。
こちらの記事をどうぞ。
デュタステリドは前立腺癌を増やすから使うな?それ、ウソですよ!
ザガーロの成分はデュタステリド
プロペシアの成分はフィナステリド
です。
ザガーロ = デュタステリド
プロペシア = フィナステリド
で大丈夫です。
デュタステリドもフィナステリドも働き方は同じです。
今回の話は、デュタステリドにもフィナステリドにも共通する話です。
デュタステリドは膀胱ガンを抑制する
デュタステリドは長らく前立腺肥大症の薬として利用されてきましたが、
2015年、日本で薄毛治療薬としても厚生労働省に認可された薬です。
このデュタステリドの育毛効果については他の記事を読んでいただきたいのですが、
意図しない副産物として、膀胱ガンになる確率を減らすということがわかったようです(1)。
デュタステリドなどによって「男性ホルモン系を抑制(AST)」した男性と、
抑制していない男性を、3年以上追跡したデータによると、
ASTした男性(デュタステリド)で12.5%の人が膀胱ガンを再発した一方で、
ASTしていない男性では30.1%の人で膀胱ガンが再発しました。
デュタステリドなどによって膀胱ガンの再発が少なくなっている()のがわかりますね。
さらにこの研究では、統計的な解析をしていて、
膀胱ガンの再発について
・多発性腫瘍だった人(82%のリスク上昇)
・腫瘍が大きかった人(113%のリスク上昇)
・喫煙している人(145%のリスク上昇)
で膀胱ガンの再発リスクが高かったということが報告されています。
一方で、ASTした男性は膀胱ガンの再発に関して、
64%のリスク減少が認められたそうです。
このASTは色々な薬(フィナステリドも含む)で行われていたのですが、
62.5%がデュタステリドによる治療でした。
色々な条件が入っていて複雑ではあるんですが、
デュタステリドによって男性ホルモン系に抑制をかけると、
膀胱ガンの再発リスクが下がる
ということは言えそうです。
いやいや、毛を増やしたいだけなんだけど?
まぁ、いいじゃないですか、
ザガーロ(デュタステリド)を使うのがものすごく心配な人が多くいらっしゃるようなので、
一つずつ誤解を減らすことも大切なことだと思っています。
あ、プロペシアを使うのが心配なあなた、ザガーロを使いましょう。
プロペシアはもう時代遅れです。
プロペシアの1.54倍の効果があるザガーロがベストです。
育毛業界というのは、色々な立場の人が色々なことを言っていて、
カオスな状態にあります。
ですから、育毛研究所Age35では、
あなたに、ご自分で確認できるように、
科学データを根拠として情報を発信しています。
大切な情報に関しては可能な限り参考情報を記事下に記載してあります。
お時間のある方は元情報を確認されるといいと思いますよ。
他サイトの情報との質の違いを、
少しでも理解していただけるとうれしく思います。
とはいえ、別に感謝して欲しいわけではないんですよ。
ハゲがダマされるのが気に入らないんです。
人の心の弱みにつけ込む人間が気に入らないんです。
おっと、ちょっと熱くなってしまいました。
今回はこの辺で(^^;)
あ、乳がんにもなりませんからね。
→ザガーロ(デュタステリド)で乳がんになる?なりません!
参考情報