リアップの中身はミノキシジルという成分です。
ミノキシジルは日本で、いえ、世界で最初の、本当に効果が高い育毛成分として衝撃を与えた育毛成分です。
現在までの育毛の歴史において、
衝撃を与えるほどの効果がある育毛剤としては、
第一世代:ミノキシジル
第二世代:フィナステリド
第三世代:デュタステリド ←イマココ
です。
商品名でいえば、
ミノキシジル = リアップ
フィナステリド = プロペシア
デュタステリド = ザガーロ
です。
女性の場合、このリアップしか使用することはできません。
女性専用のリアップである、リアップリジェンヌ一択です。
こちらをお読みください。
女性のための育毛情報
もくじ
ミノキシジルって古いの?
いえ、現役バリバリのトップランナーです。
フィナステリドは、今後、
より効果が高くフィナステリドの効果を含んでいるデュタステリドに取って代わられるでしょう。
フィナステリドはデュタステリドと同じ働き方をするのですが、
働く力がデュタステリドの方が強いと考えるといいかもしれません。
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
【めっちゃわかる】なぜデュタステリドは良く効くのか?
そのため、こうのような選択肢が今の育毛業界の最新情報です。
現役バリバリのトップランナーは、
ミノキシジルとデュタステリドなんです。
リアップって効くの?
リアップの有効成分はミノキシジルですから、
この質問は、ミノキシジルが効くのか?という質問と同じです。
ミノキシジルは効きます。
証拠をお示ししましょう。
2015年に報告された研究結果です。
122人の男性型脱毛症の男性にミノキシジルを使用したところ、59%の人で改善したということです(1)。
少し古いですが、2004年の報告では、
男性型脱毛症の男性25人にミノキシジルを使用したところ、52%(13/25)で改善したという報告もあります(2)。
医学研究では、様々な人種や環境の違いを考慮して、
ひとつ上の視点から横断的かつ俯瞰的に研究結果を評価するメタ解析という統計学的手法があります。
この解析はかなり厳しい評価を下すため、本当に効果のあるものしか結果は出にくいものになっています。
2015年の報告では、
このメタ解析で、ミノキシジルが効くという結果が報告されています(3)。
ですから、日本の皮膚科の学会で推奨されるお薬として、ミノキシジルが挙げられているのです。
ケトコナゾールよりもトレチノインよりもミノキシジルは効果がある
育毛剤やシャンプーなどを調べているとケトコナゾールとかトレチノイン(レチノイン酸=ビタミンAの活性体)が育毛に効果があるという話を目にした方もいらっしゃるかもしれません。
2014年の報告です。
これはあくまでネズミの実験ですが、
ケトコナゾール2%、ミノキシジル5%、トレイチノイン0.1%を、
それぞれ、1日一回塗ることを3週間続けた実験で、
どれも効果があったがミノキシジルが一番効果が大きかったということです(4)。
ミノキシジルは、そこらへんの育毛に効果があるとされている成分とは一線を画す存在なのです。
キャピキシル? ピディオキシジル? 知ってますよ。
ミノキシジルは、そこらへんの育毛に効果があるとされている成分とは一線を画す存在なのです。
ミノキシジルの入っている育毛剤はリアップだけ?
はい、リアップのシリーズだけです。
シリーズと書いたように、リアップはいくつか製品があります。
その中でもリアップX5プラスが一番おすすめです。
それぞれの製品を比較した記事がありますので、どうぞご参照ください。
リアップシリーズを比較解説します
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なんでミノキシジルが効くの?
この後は、マニアックな話に入っていきますので、興味のある方だけお付き合いください。
最後のまとめだけでも十分だと思いますよ。
ミノキシジルはミノキシジルサルフェートの形で効く
ミノキシジルよりもミノキシジルスルファターゼの方が14倍もシステインの取り込み活性が強いことなどから、
ミノキシジルの毛包刺激作用はミノキシジルサルフェートになってからによる部分が大きいと考えられています(5)。
ミノキシジルサルフェートは血管拡張作用と直接的毛包刺激作用があり、
かなり昔ですが、1966年に、ベニオナガザルで発毛効果が報告されました(6)。
1991年にはマウスでも発毛効果が報告されています(7)。
ミノキシジルサルフェートを作る酵素は毛根に多い
ミノキシジルはスルホトランスフェラーゼによりミノキシジルサルフェートに代謝されるわけですが、
ベニオナガザルではスルホトランスフェラーゼ活性は、
毛包63.7%、表皮19.1%、真皮17.1%で毛包に多く存在していることがわかっています(9,10)。
ミノキシジルスルホトランスフェラーゼは大部分が毛根鞘表皮細胞の細胞質内に存在するため、
下部の外毛根鞘がミノキシジルをミノキシジルサルフェートにする場所だと考えられています(11)。
ミノキシジルが毛根で働きそうだってのはわかったよ!それで?
ヘアサイクル(毛の抜け生え)は
休止期 → 初期成長期 → 成長期 → 退行期 → 次の休止期
を繰り返しています。
ところが、
男性型脱毛症ではジヒドロテストステロンの働きによって、
成長期を飛ばして初期成長期 → 退行期となってしまいます。
ですから、デュタステリドでジヒドロテストステロンの働きを抑えることが重要なんです。
一方、今回の主役、ミノキシジルですが、
ベニガオザルの毛包でミノキシジルは休止期から成長期へ移行促進したという報告があり(12)、
現在では、ミノキシジルがこの男性型脱毛症で短くなった成長期を正常に戻す効果があることも知られています(13)。
まとめ
・ ミノキシジルは50-60%の人で効く!
・ 効き方としては、休止期の毛根を成長期に移行させる!
・ 男性型脱毛症の短くなった成長期を正常の長さにする!
以上です!
女性においては男性ホルモンの影響が少ないため、75%以上の人に効くというデータもあるようです。
リアップを使ってみたい方はこちらの記事がオススメです。
リアップシリーズを比較解説します
女性の場合、女性専用のリアップである、リアップリジェンヌ一択です。
こちらをお読みください。
女性のための育毛情報
はぁ、参考文献が多い記事は疲れます(^^;)
お時間のある方は、
最強の育毛剤、デュタステリドの記事をお読みください。
当然、男性においてはミノキシジルよりも効果が高い育毛剤です。最強ですから。
こちらからどうぞ。
参考情報
(1) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26031764
(2) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15316165
(3) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26380504
(4) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24734193
(5) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2230218
(6) http://dev.biologists.org/content/15/3/331.short
(7) http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1749-6632.1991.tb24421.x/abstract
(9) Baker, C.A. at al.: J. Invest. Dermatol, 96: 576, 1991
(10) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7946376
(11) http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022202X9190274T
(12) http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S019096228770084X
(13) https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjmj/37/4/37_606/_pdf