薄毛のタイプとして、おでこからハゲるパターンとつむじからハゲるパターンがあると思いますが、
それぞれ育毛方法が違うなんてことはありません。
それぞれ育毛方法が違うなんてことはありません。
それぞれ育毛方法が違うなんてことはありません。
もくじ
Hamilton-Norwoodを知らないの?
知ってますよ。大した意味はありませんよ。それ。
2016年に「Classifications of Patterned Hair Loss: A Review」という医学論文が出ています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4812885/
結論のところで「実用性に乏しいので患者ごとに最適化した評価をするように」とまとめてあります。
植毛には参考になるものもあるみたいですけどね。
まぁ、大した意味はないっす。
M字型ハゲもカッパ型ハゲも同じ
男性型脱毛症としてハゲてきたのであれば、
おでこからハゲようが、つむじからハゲようが、
原因は同じジヒドロテストステロンです。
ジヒドロテストステロンを抑えることで抜け毛が抑えられますから、
育毛方法は一択です。
デュタステリド + ミノキシジル
これです。
実際に、ミノキシジルが、
おでこ側(M字型)のハゲにもつむじ側(頭頂部:カッパ型)のハゲにも効果があるという研究結果もありますよ(1)。
なんで、おでこからハゲたりつむじからハゲたり違いがあるの?
これは体質の問題です。
5αリダクターゼという酵素がジヒドロテストステロンを作るわけですが、
5αリダクターゼは1型と2型があります。
よく、この1型のハゲだとか、2型のハゲだとか言いますが、
それはおでこからハゲるとか、つむじからのハゲるといったこととは関係はありません。
ジヒドロテストステロンによって禿げてきているのであれば、
おでこからもハゲるし、つむじからもハゲます。
1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼは、どちらもジヒドロテストステロンを作ります。
何が違うかというとそれぞれの酵素が作られる頭皮の領域が違います。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
5αリダクターゼのtype1(1型)とtype2(2型)は影響する場所が違う!
1型5αリダクターゼまたは2型5αリダクターゼの作られる領域がそれぞれあります。
それが重なった領域が特にハゲやすいわけです。
この2つの5αリダクターゼはおでこで多いとかつむじで多いとか、
明確には決まっていません。
じゃあなんでおでこからとかつむじからという違いがあるのか?
その原因は体質です。
・ おでこの方で5αリダクターゼが大量に作られる体質
(結果としてジヒドロテストステロンがおでこで多くなる)
・ つむじの方で5αリダクターゼが大量に作られる体質
(結果としてジヒドロテストステロンがつむじで多くなる)
・ おでこの方でジヒドロテストステロンが働く男性ホルモンリセプターが多い体質
・ つむじの方でジヒドロテストステロンが働く男性ホルモンリセプターが多い体質
など、いくらでも可能性はあげられます。
その人ごとに原因は異なります。
もちろん、つむじ側は血行が悪くなりやすいので薄毛になりやすかったりもするかもしれませんが、
そんなことより、ジヒドロテストステロンを抑える方が重要です。
ですから、男性型脱毛症を治療するのであれば、
頭部全域でジヒドロテストステロンを最も効果的に抑えることができる
デュタステリド
一択なのです。
一部の領域しか抑えられないフィナステリド(プロペシア)は今や前の時代の遺物です。
なんで遺物なの?ってあなたはこちらの記事をどうぞ
まだプロペシアを使ってるの? 「ザガーロ対プロペシア」どっち?
1型ハゲとか2型ハゲってのは嘘なの?
正確な呼び方ではないでしょうね。
人によって意味が違います。
その辺りの話はこちらの記事をどうぞ
ハゲに1型とか2型とかあるの?
そもそも、そういった言い方をしている人は、
1型リダクターゼと2型リダクターゼの作られる領域を間違っていることが多いです。
お分かり頂けると思いますが、緑の領域は1型と2型の5αリダクターゼ両方が働くため、
多くのジヒドロテストステロンが作られます。
その結果、緑の領域でハゲるわけです。
別に2型5αリダクターゼだけでハゲているわけではありません。
ハゲ方が違うのは上で述べたように、
体質の違いです。
結論
男性型脱毛症は、ハゲ方に違いはあれど、治療法は同じです。
デュタステリド
を使用しましょう!
蛇足
ただ、どちらの影響が大きいかということはわかるかもしれません。
ハゲに対する1型と2型の5αリダクターゼの影響から、
フィナステリドが効くパターンと効かないパターンを考えてみました。
こちらの記事をどうぞ。
ハゲに1型とか2型とかあるの?