//heatmap ハゲに1型とか2型とかあるの? | 最強の育毛剤とは?その答えはここにある!【育毛研究所Age35】

ハゲに1型とか2型とかあるの?

ないっす。

知恵袋的なところで見かけましたが、なにを根拠に行ってるのかわからないです。

Hamilton-Norwoodの分類も大した意味はありません。

2016年に「Classifications of Patterned Hair Loss: A Review」という医学論文が出ています。
結論のところで「実用性に乏しいので患者ごとに最適化した評価をするように」とまとめてあります。

植毛には参考になる部分もあるみたいですけど、
治療する上では、大した意味はないです。

ただ、考え方として、1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼのどちらが原因か?ということは、
育毛を考える上で興味深い部分もあるので、
そういった視点で話を考えてみました。

1型と2型でフィナステリドが効くかどうか別れる?

そもそも1型5αリダクターゼが原因でハゲているかどうか?なんてものは、
個人で体質(頭部の領域ごとで作っている量)が違いますから、
実際にその人から毛根を採取しないとわかりません。

本当に調べるとしたら、
その人の毛根を、頭部の全領域から何十箇所も切り取って、
1型と2型のそれぞれの5αリダクターゼの量を測定する必要があります。
そこまでやらなければ、本当は分からないんです。

まぁ、やったところで、
メリット(フィナステリドが効きそうかどうかわかる)よりも
デメリット(貴重な毛根がなくなる)の方が大きいので
やらないですよ。

だって、デュタステリドを使えば、
1型5αリダクターゼと2型5αリダクターゼの両方を抑えるわけですから。

でも、まぁ、まだプロペシア(フィナステリド)を使っている人のために、
この考え方について解説します。

その理論に乗っかりましょう。

定義として

1型ハゲ:1型5αリダクターゼ(頭部全体で作られる)が多いことでハゲる
2型ハゲ:2型5αリダクターゼ(前頭部と頭頂部で作られる)が多いことでハゲる

とします。

例えば、
ジヒドロテストステロンが100になったらハゲるとします。

Aさんが2型のハゲだったとして、
1型5αリダクターゼで20作られていて、2型5αリダクターゼで80作られていたとします。
type1type2-1

緑の領域では
二つ合わせて100作られます。
type12-1

100あればハゲると仮定しましたので、
上の図の緑の領域だけで禿げますよね。

では、
Bさんも2型のハゲだとします。
ただ、
1型5αリダクターゼで60作られていて、2型5αリダクターゼで80作られていたとします。
type1type2-2

二つ合わせて140作られます。
type12-2

100あればハゲると仮定しましたので、
この場合も上の図の緑の領域だけで禿げます。

AさんもBさんも、
2型5αリダクターゼが多いためにハゲている
というのは同じですよね。

AさんとBさんがプロペシアを使ったらどうなるのか?

AさんとBさんに2型5αリダクターゼを抑えるフィナステリドを使いましょう。

すると、例えば、2型5αリダクターゼの働きが50%抑えることができました!
これで2人ともハゲは止まるでしょうか?

Aさんの場合、
1型5αリダクターゼで20作られていて、2型5αリダクターゼで80作られていたのが、
プロペシアによって、
1型5αリダクターゼで20作られて、2型5αリダクターゼで40作られるようになりました。
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緑の領域では二つ合わせて60しか作られないため、
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Aさんは、緑の領域でのハゲが治ります。

Bさんの場合、
1型5αリダクターゼで60作られていて、2型5αリダクターゼで80作られていたのが、
プロペシアによって、
1型5αリダクターゼで60作られて、2型5αリダクターゼで40作られるようになりました。
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緑の領域では二つ合わせて100作られてしまうため、
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Bさんは、緑の領域でのハゲが止まりません。
プロペシアが効かなかったということにされてしまいますね。
効いていたのに(笑)

ただ、体質的にフィナステリドが効きやすく、60%抑えることができれば、
上の例でもハゲることが防げます。

まぁ、体質の影響は大きいってことですよ。

AさんとBさんがザガーロを使ったらどうなるのか?

めんどうなんで、説明しません(笑)
どちらもハゲが止まりますよ。

どこでどのくらい5αリダクターゼが作られるか、これは体質の問題で、
あなただけの形です。

他の人のどんな情報も参考にはなりません。

あなたができることは、
現時点で最強の育毛剤である、

デュタステリドを使用する。

これだけです。
簡単じゃないですか?

(1) http://link.springer.com/chapter/10.1007%2F978-3-642-81650-5_42
(2) https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4812885/

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*このブログでは、研究結果を中心に情報を提供していますが、研究結果は間違っていることも多くあります。そういう研究結果もあるんだ。ぐらいの気持ちで情報をみてください。絶対こうだ!とは思わないのが正しい姿勢です。