ザガーロ(デュタステリド)は1日1回1錠を飲むことになっていますよね。
薬を飲むときは食前・食間・食後と指定されることがあります。
食べ合わせや飲み合わせについて、デュタステリドはどうなのか?
今回は、このデュタステリドと食事の関係をまとめてみたいと思います。
あなたにオススメの記事
デュタステリドは食事で血中濃度が変わる
デュタステリドは日本で育毛目的で使用する場合、
ザガーロという商品名です。
デュタステリドは最初に前立腺肥大症の治療薬として利用が始まった薬です。
アメリカではザガーロと同じものがアボダートという名前でFDAに認可されています。
アボダートはザガーロと同じ会社が作っているデュタステリドであり、
抗菌剤・安定剤としてカプリル酸が入っている以外はすべて同じ成分です。
それぞれの説明文書から食事との関係を見ていきます。
アボダート
FDAによる、アボダートの説明を見てみると、
デュタステリド 0.5mgを飲んだ場合、血中濃度のピークは2-3時間後で、
飲んだデュタステリドの約60%が身体に取り込まれて利用されると書かれています(1)。
この取り込まれて利用される割合ですが、40-94%と人によってかなりの違いがあるようです。
さらに、食事と同時にデュタステリドを飲むと血中の最大濃度が10-15%ほど下がるそうです。
ちなみに、この変化は育毛効果に影響がないようです。
ザガーロ
ザガーロの添付文章によると、
空腹時に飲んだ場合の血中濃度量が2573ng・hr/mLであり、
食後に飲んだ場合の血中濃度量は2197ng・hr/mLだったことから、
食事が胃袋にあると血中への利用率が14.6%減少することになります。
ただ、こちらにおいても育毛効果に影響はないそうです。
なんだ、じゃあ、いつ飲んでもいいんだね!
まぁ、いいでしょうね。
ただ、同じお金を払って飲むなら、身体が取り込む量が変わってしまうリスクは気になります。
貧乏性の私としては、できるだけ食べ物が胃袋にない食間に飲むようにしています。
上でも書いたように、
人によって飲んだデュタステリドの利用率は40%から94%と大きく違うんですよ。
自分が94%利用するタイプの人間ならいいのですが、
40%しか利用しないタイプだったなら15%の違いは大きいような気がするし、
なにより、なんか、もったいない気がしませんか(^^;)?
あなたがこの情報をどう利用するか?
あなた次第です。
まぁ、どっちでも大して変わりませんよ。
製薬会社がそう言ってるんですからそうなんでしょう。
神経質になりすぎ無いでくださいね(^^)
実際に、私は食前に飲んでいたこともあります。
でも増毛・維持できてます。
あ!タイトルにある食べ合わせですが、今の所、食べ合わせの悪いものは報告されていません。
安心して、食べて飲んで育毛してください。
何時に飲むのがいいのか?ってことは今度まとめてみますね。
追記:まとめました。こちらの記事をどうぞ。
ザガーロ(デュタステリド)は何時に飲むのがいいの?
飲酒とデュタステリドの関係について知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
デュタステリドで育毛するならお酒の量を減らした方が良いですよ
参考情報
(1) http://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2008/021319s014lbl.pdf
(2) http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065940.pdf