男性ホルモンには、
テストステロン、ジヒドロテストステロン、ジヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
などがあります。
デュタステリドは、
テストステロン → ジヒドロテストステロン
を阻害します。
一方で、
テストステロンの量を増加させます。
ほら、ウソでしょ?
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男性ホルモンについてサラッとお勉強しちゃいましょう
DHEAやプロゲステロンからテストステロンが作られます。
テストステロンから薄毛の原因と言われるジヒドロテストステロンが作られます。
こんな感じ
動画で見てみるとこんなイメージです。
男性ホルモンレセプターは
男性ホルモン(テストステロンやジヒドロテストステロン)がくっつくと、
男性ホルモンの影響下にある遺伝子を発現して
「男性らしさ」を体に作るよう命令します。
動画では
男性ホルモンはA、
男性ホルモンリセプターはAR
で表しています。
こんな感じ
デュタステリドを飲むとホルモンのバランスはどうなるのか?
デュタステリドはテストステロンからジヒドロテストステロンを作る5α-リダクターゼを抑えます(3)。
この図では5α-リダクターゼを5α-RAと書いています。
また、デュタステリドは13β-HSDも阻害することがわかっています(1)。
つまり最初の動画で見ていただいた流れがせき止められるようなイメージです。
こんな感じです。
動画で見るともっとわかりやすいかもしれません。
男性ホルモンが多くなるって想像されてるだけ?
いえ、実際に、血中や各組織でのテストステロン濃度が上昇することが報告されていますよ。
前立腺肥大症患者がデュタステリドを服用したところ、
デュタステリドによって血中のテストステロンレベルは1ヶ月後に20.4%上昇してその後も維持されたと報告されています(2)。
特に、元々のテストステロンの血中濃度が低い人は特に上がりやすいようです。
また、他の研究でも0.5mgデュタステリドを6ヶ月飲み続けた時にテストステロンレベルがの21.2%上昇しています(3)。
テストステロンは男性ホルモンですよね?
ほら、
「デュタステリドは男性ホルモンを抑える」
この言葉がどれだけ誤解を与える言葉か理解していただけましたよね。
せっかく、このサイトに来ていただいたのですから、
あやしい情報でまどわされないように
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デュタステリドが効かないこともあります。
→デュタステリドが効かないことなんてあるの?
参考情報
(1) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19608712
(2) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26952737
(3) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15126539